かぐつち二号のお手入れ

業務連絡。
かぐつち二号も、そろそろ、シ-ズンオフ。メンテナンスをするという程ではありませんが、来期までお休みです。そこで、お手入れですが、業者に頼む程では無く、ご自分でやりましょう。先ずは、エントツ掃除、ホ-ムセンタ-などに売っている(¥1、500程度)ワイヤ-ブラシでシングルエントツの縦部分と横引き部分を連結している、外のL管を外して、縦方向は、下から差し込んで、トップまでゴシゴシと、横引きの部分も、横から差し込んで、本体に当たるまでゴシゴシとこさげて灰微粒子など取り除きましょう。出来れば、横引きの部分は、取り外して、外に出して、それからこさげると良いでしょう。又、焚口は、少量の灰は残して置きましょう。本体のダウンドラフト部分は、長いノズルの掃除機で吸い取ると良いでしょう。女性でも簡単、10分もあれば、掃除完了です。問題は、トップの掃除です。簡単に外せる高さですと、外して、下ろしてブラシでこさげると良いですが、最低限、トップに当たるまでは、掃除してやりましょう。H型の横の部分は、危険な事のない様に、取り外し出来なければ、そのままです。安全第一です。それで、燃えないという事もありません。業者さんは、専門知識を持った、我々業者にお任せを下さい。などと言いますが、業者がメンテナンスしなければならない様な薪スト-ブは、敬遠に値します。薪スト-ブは、不思議な事に、一切の法的規制がありません。言って見れば、現在の世の中では、釜戸、薪風呂、囲炉裏など、大きく生活様式が違いますが、法律的には、今だ、生火を扱う薪スト-ブでは、生活密着の釜戸扱いとなっており、生活基盤、生存権の部分に属します。ですので、法律的には、都会のど真ん中で、煙、灰を排出しても、規制の対象にはなりません。勿論、罪には問われないが、快適な人間関係を築く為には、遠慮するという選択肢でしょうが。最後に、鉄板部分は、サラダオイルなど、ぼろきれに含ませて軽く拭いて置くと、皮膜が出来て、サビなどの劣化が防げます。天井、屋根抜きでは、高い所に上がらねばなりません。危険な作業ですので、個人では、出来るだけやらない方が良いでしょう。業者に頼むと3~5万円程掛かります。最初、設置する時から、永遠に(薪スト-ブを使う限り)この料金が入用だと思いましょう。そういう意味を込めて、かぐつち二号では、壁出し、シングルエントツ、掃除も簡単、尚且つ、良く燃える。という設計にしているのです。最後に、法律の規制を受けないという事は、自己責任と言う世界です。充分に勉強して、快適な薪スト-ブライフで有ります様に。