針葉樹の薪について


かぐつち二号、三号は、既存の欧米系の薪スト-ブと違い、針葉樹、家の解体廃材での燃料とする事に特徴があります。欧米系の薪スト-ブが鋳物製が多く、広葉樹のみの燃料を推奨しており、針葉樹の薪は、ダメ。これでは、里山の間伐材の薪化に貢献する事が叶わない。そういう事で、かぐつち二号、三号は、庶民に導入して頂きやすいコンセプトとしております。薪スト-ブの価格も、エントツ工事の価格も格段の差があります。およそ、三分の一~四分の一程度で設置出来る。針葉樹を燃やすのを前提としてはいますが、幾ら、ロケットスト-ブの性能が優れているとは言え、針葉樹には、広葉樹には無い、脂身が多く含まれており、この脂身が、薪スト-ブに取っては、どうしようも無い難敵です。つまり、1,200度以上に焚き口を高温にしてやらないと、完全燃焼にならない為に、何十年の乾燥を経ても取り除く事が出来ません。
つまり、焚き口で焚けば、ススが発生するのです。かぐつち二号、三号では、ロケットスト-ブである為に、従来の薪スト-ブと比べると、断然、ススの発生が少ないのですが、全く、無くなるという事はありません。その為に、常に、エントツのススの詰まり具合を調べる必要があるのです。広葉樹では、およそ、ススが生成されませんが、針葉樹、家の解体廃材を燃料とする場合は、特に、気をつけて頂きたいです。
ヤニ、脂身は、木材の中身にも生成されますが、大体は、木皮と木材の間、分かり易く言えば、木皮の裏面に大量発生します。写真を見ると一目瞭然でしょう。ですから、家の解体廃材は、木皮はありませんので、針葉樹を燃料とする場合は、絶対に木皮を剥がして薪とする事をお薦めです。ススは、フワフワと漂う火の点きやすい物です。エントツ火災の原因にもなります。竹、針葉樹、解体廃材を薪としているご家庭では、頻繁に煙突掃除して、エントツ内ススが溜まらない様な使い方をして下さい。手入れを怠ると大変なリスクを負う可能性があります。